水 ―瞑想―
ずっと温めていたソイキャンドルシリーズ。
インスピレーションを貰ったのは、もう随分前。
使う場面をイメージして、
コンセプトを整理して、
ストーリーが降りてきて、
それに合った香りをイメージして……
全4種のシリーズになる予定ですが、
まずは2種仕上がりました。
自然界の四大元素
〈水〉〈地〉〈風〉〈火〉
をテーマにしたソイキャンドル。
そこに、魂が降りて還るまでのストーリーと、
それぞれのキャンドルの特性を示すキーワードを込めました。
水 ―瞑想― :静かな思考 / 「宿 やどる」 魂を感じる
地 ―安息― :安らぐ時間 / 「紡 つむぐ」 自分を育む
風 ―解放― :扉を開ける / 「繋 つなぐ」 自分を知る
火 ―昇華― :新たな世界 / 「還 かえる」 全てと統合
今回仕上がったのは〈水〉と〈地〉。
1つずつ、ゆっくりご紹介していきます。
水 ―瞑想― : 静かな思考
セージとミントの、心身に染みわたりスッと抜けるクリア感と、
シダーウッドの柔らかな重みを感じる落ち着いたブレンド。
空気と思考の透明度を一段階上げ、深く心に入っていく静かな香り。
ふと見えた景色は、きっと心の世界。
自分自身に潜っていくと、他には何もない心の水面にたどり着く。
ひとしずくの水滴が水を鳴らし、音と波紋はどこまでも広がる。
何も存在しないその場所で、自分の存在だけをひたすらに感じる。
名前の通り、瞑想をイメージしたキャンドル。
瞑想というと、わたしはいつも水の音を感じます。
ガラスの板みたく微動だにしない水面に、
一滴の雫が落ちる音。
そして、その波紋がどこまでも消えずに伝わっていく。
その音に合わせて、自分の殻を一枚一枚剥がしながら、
まだ知らない、無垢でありのままの自分に出会う。
その無垢な自分が、自分の魂に一番近いのではないかと思います。
「宿 やどる」 魂を感じる
数多の輪廻を繰り返し、この地上に降りてきた魂。
生きていく時間の中で、自分を構成する要素が増えていくと同時に、
その魂を感じにくくなっていく。
自分とは何か。
何のために今生があるのか。
目的を持って降りてきて、この肉体に宿った魂。
自分という存在そのもの、核である魂を感じること。
それはきっと、自分の中でしかあり得ないこと。
水 ―瞑想― をイメージしたときに、
無垢な自分と、
宿ったばかりの魂がリンクしました。
サブタイトルは、こんな意味。
ソイキャンドルの柔らかな灯りと、
火の持つ「1/fゆらぎ」の癒し効果。
こちらも合わせて、感じて頂けたら嬉しいです。